書庫童-syokowarawa-

本メインの筈が、パンとお菓子のブログと化しております。書庫に住み着く座敷童「書庫童(ショコワラワ)」が甘党なのかしら?

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絵本のストーリー

数年前某応募サイトで「マュマロでできた主人公が各地を旅する絵本を作るとした場合のストーリーを考える」というお題がでた。某応募サイトは私が応募し出した頃からすでに運営がヤバくなりだしていたらしく、最初に取ったグランプリの賞金(当初は5千円だったらしいがこの頃に2000円に。)が振り込まれるまでには1年以上かかり、その時点で二桁になっていた私のグランプリ受賞回数を考えると、(住宅ローン並の年数をかけないと賞金の振り込みは終えられない?)その後の支払いは絶望的だった。1回が1000円になった賞金が払えないということは、一月のお題数からして、月に2万円が出せないサイトが続けられるはずがない。同じようにそれに気づいていたであろう、他の常連参加者達と同じく、私も参加を続けた。書いて応募する楽しさ・・・それだけだったが、それで満足していたのだ。
賞金支払いのない応募作、しかもそのサイトはリニューアルのためのお休み・・・から、いつのまにか綺麗に消えちゃった今、誰に遠慮することがあろうか!ということで、ここに載せちゃうことにする。応募作は字数制限があったため、最初に作ったものから随分文字をけずったものになったので、両方ね。暇つぶしにどうぞ。(o^ー')b

■応募作
白くてフワフワなのが自慢の「ましゅまろちゃん」にはひとつだけ大きな悩みがあった。お菓子の国で一人前と認められる為には認定試験で「最高の自分」を発表しなければならない・・・・でも、白くてフワフワしている「だけ」の「ましゅまろちゃん」には「最高」といえる味がなかったからだ。
そのことに気づいた「ましゅまろちゃん」はそりゃあもうがんばった。世界中を旅して最高の自分を捜し回ったんだよ。最初に行ったのはインド・・・修行といえばインドだと思ったそうだ。結果は・・・聞かないほうがいいね。(ガンジス川に浸かってみたそうな)で、次に行ったのは中国。点心みたいに中に具をいれてみたそうだ。まあ、水分がでちゃって大変だったみたいだけど・・・で、次にいったのは日本。ここで漸く出逢えたんだ、「抹茶」にね。でも、そのとき「ましゅまろちゃん」は思ったそうな。最高はひとつじゃないって。だから旅を続けた。今度はアメリカだ。そこで彼女は「コーラましゅまろ」という刺激的な自分を見つけた。あとはブラジルで大人味の「珈琲ましゅまろ」な自分を見いだし、メキシコでは「スパイシーましゅまろ」を、イギリスでは「ダージリンましゅまろ」ベルギーでは「チョコましゅまろ」を・・・・こんなふうに世界中を旅して沢山の「最高の自分」を見つけていったんだよ。そして認定試験の日・・・彼女はこう言ったそうだ。「最高の自分はいろいろな最高の味を染みこませることのできる白い私です。」ってね。彼女の旅の意味は味を見つけることじゃなかったんだね。自分の可能性を発見する旅から帰った彼女のその後?それなら君の方が詳しいんじゃないかい?

■元原稿
おかしの国にあるお菓子学校。
入学してから卒業するまでにはそりゃあもう、イロイロな試験が待ち受けている。その中で一番大変なのが3年生のときにあってね。最高の自分を見つけて報告し、認めてもらわないと卒業できないというやつなんだ。最高の自分っていうのは、最高に美味しかったり、最高に個性的だったり、最高に優しい味だったり・・・とにかく先生達に認めてもらえるレベルの立派なお菓子になれたかどうかっていうもんなんだけど・・・難しいんだよ、結構。生徒の半数は平凡なお菓子達だからね。最高という言葉自体縁遠い気がしちゃうんだろうね。でもそんなに心配しなくても大丈夫。今年もみんな揃って卒業できたからね。最高の自分探しに出かけていた子も卒業式までには立派に完成して帰ってくるんだよ。まだ不安かい?それじゃあ最高の自分探しで一番沢山旅をした「ましゅまろちゃん」のお話をしてあげよう。

白くてフワフワなのが自慢の「ましゅまろちゃん」は、優秀な成績で1年生から2年生に、そして3年生へと進級したんだ。そこまではなんにも問題がなかった。なあんにも。でもね、そこからが問題だったんだ。白くてフワフワしている「だけ」の「ましゅまろちゃん」には「最高」といえる味がなかったんだ。3年生になってからの「ましゅまろちゃん」はそりゃあもうがんばった。世界中を旅して最高の自分を捜し回ったんだよ。最初に行ったのはインド・・・修行といえばインドだと思ったそうだ。結果は・・・聞かないほうがいいね。(ガンジス川に浸かってみたそうな)で、次に行ったのは中国。点心みたいに中に具をいれてみたそうだ。まあ、水分がでちゃって大変だったみたいだけど・・・で、次にいったのは日本。ここで漸く出逢えたんだ、「抹茶」にね。でも、そのとき「ましゅまろちゃん」は思ったそうな、最高はひとつじゃないって。だから旅を続けた。今度はアメリカだ。そこで彼女は「コーラましゅまろ」という刺激的な自分を見つけた。あとはブラジルで大人な味の「珈琲ましゅまろ」な自分を見いだし、メキシコでは「スパイシーましゅまろ」を、イギリスでは「ダージリンましゅまろ」ベルギーでは「チョコましゅまろ」を・・・・こんなふうに世界中を旅して沢山の「最高の自分」を見つけていったんだよ。そして卒業認定試験の日・・・彼女はこういった。「最高の自分はいろいろな最高を染みこませることのできる白い私です。」ってね。彼女の旅の意味は味を見つけることじゃなかったんだね。

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